仏壇・仏具に関する様々な疑問や質問に当社スタッフが分かりやすくお答え致します。
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  • そもそも仏像って何ですか?

    仏像とは「仏」の像で、釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像を指します。もともとは仏教を広めた釈迦の姿のことで、一般的には菩薩像、天部像、明王像、祖師像などの仏教関連の像全体を総称して「仏像」とも言われています。また最終的に仏像は「悟りを開いた人の像」、あらゆる信仰の対象を象った像という広い意味で定義されることになりました。

  • 本尊って何ですか

    本尊とは、お寺や仏壇の中央にある須弥壇に安置されている仏像や掛け軸のことです。宗派によって仏像は異なり、 仏教の信仰の対象となるものです。

  • 本尊に魂入れをするとはどういうことですか?

    仏壇を新しくする購入するタイミングで一緒に本尊も購入されることが多いですが、その際にお寺様により本尊に魂入れをしてもらうお経をあげていただきます。これから一家を守っていただくご本尊に魂が宿ります。またこの魂入れのことを「開眼供養(かいげんくよう)とも言います。

  • 台座とはどこの部分ですか?

    仏像本体の下についている台のことです。仏像によっては、台座のさらに下に台座がついているものがあります。

  • 仏像の種類はどれくらいありますか?

    大きく4つの種類に分けられます。「如来」「菩薩」「明王」「天」の像があります。如来は仏様の中で序列が一番高く、修行を終えて悟りを開いたものという意味です。

  • 木彫り仏像のお手入れの仕方を教えて下さい。

    素手ではなく白い布手袋をしてお手入れすることをおすすめします。やわらかい筆をご用意いただき、彫刻の溝や隙間を丁寧に払っていきます

  • 本尊を選ぶ基準は何かありますか?

    ご本尊は仏像タイプか掛け軸タイプのどちらかで選べます。そのどちらにするかという決まりはございません。 又は、掛軸タイプは従来の掛軸式とスタンド式の2種類があります。 お仏壇の中のスペースに応じて選ばれるといいでしょう。

  • 本尊の材質はどのようなものがありますか?

    本尊の材質は白木、柘植(つげ)、楠(きすのき)、白檀などがございます。白木は末などのやわらかい材質で作られており、他の材質に比べて安価なものが多いです。柘植は木目に美しい光沢が出る仏像になります。高級仏像として昔から使われています。年月が経つほどに味が出てくる素材です。楠は色艶がよい香木です。防虫効果もあり、保存性が優れています。白檀は昔から高級香木として位置づけられており、色つやも良く重厚感がございます。

  • 各宗派の本尊の飾り方を教えて下さい。

    ●浄土宗のご本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)向かって右:善導大師(ぜんどうたいし)向かって左 ・法然上人(ほうねんしょうにん)
    ●日蓮宗のご本尊:字曼荼羅【掛軸】(じまんだら)向かって真ん中:日蓮聖人(にちれんしょうにん) 向かって右:鬼子母神(きしぼじん)向かって左:大黒天(だいこくてん)
    ●天台宗のご本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)、又は阿弥陀如来(あみだにょらい)向かって右 :知顗(ちぎ) 向かって左:最澄(さいちょう)
    ●真言宗のご本尊:ご本尊:大日如来(だいにちにょらい)向かって右:空海 弘法大師(くうかいこうぼうだいし) 向かって左:不動明王(ふどうみょうおう)
    ●禅宗のご本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)向かって右:達磨大師(だるまだいし)向かって左:臨済禅師(りんざいぜんじ)
    ●曹洞宗のご本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)向かって右:道元(どうげん)向かって左:瑩山(けいざん)
    ●浄土真宗本願寺派のご本尊:ご本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)向かって右:親鸞聖人(しんらんしょうにん)向かって左 :蓮如上人(れんにょしょうにん)
    ●真宗大谷派のご本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)向かって右:十字名号(じゅうじみょうごう)向かって左:九字名号(くじみょうごう)

  • 本尊の処分の仕方を教えて下さい。

    仏壇に伴い、本尊の買い換えなどで、古い本尊を処分される際、まず魂抜きや閉眼法要と呼ばれる供養を行います。 この供養は、通常、お寺様にお願いして行います。菩提寺がある場合は菩提寺に依頼して供養していただきます。菩提寺がない場合は仏壇店に依頼することもできます。 魂抜きの供養が行われた後は可燃物として処分することができますが、お寺様や仏壇店にそのまま処分を依頼することも可能です。一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

  • 掛け軸と仏像の違いは何ですか?

    どちらも同じご本尊であり、絵として描かれているか像として作られているかのみ違います。
    掛け軸の場合は脇掛、仏像の場合は脇侍をご本尊の両隣に設置します。

  • 掛け軸は中央のみでも大丈夫ですか?

    正式な祀り方は中央に本尊、両脇に脇掛もしくは脇侍を言う形になます。仏壇の構造上の問題や、スペースが足りない場合などは本尊のみでも構いません。