朝「行ってきます」といつも通りに振り返りもせずに玄関を出た主人と次に会ったのは病室でした。主人の会社から主人が倒れたと連絡が来て、病院に行った時にはもう何も返事をしない、冷たくなってる主人が寝ていました。 工事現場でくも膜下出血で倒れてそのまま息を引き取ったとのことでした。口数は少なくてでもその分行動で示してくれる主人は不器用ながらも愛らしい人でした。こんなにも突然人っていなくなるものなんですね。 お葬式も宝典さんにお世話になって、心あるあたたかな葬儀にすることができました。担当の方が本当に親身になって私を気遣ってくれて、心強かったです。その流れでもちろん、仏壇も宝典さんに頼むことになりました。 葬儀の準備の中で、担当の方が自宅に何度も来てもらっていたこともあって、仏壇の置く位置や、私の背丈で足が悪いのでたったままでもお参りができるようにという希望にかなう仏壇をいくつか見繕ってもらってましたので、話もスムーズでした。 葬儀もそうですが、自分が主体になって動くことは今までなかったので、色々担当の方にお世話を焼いてもらいながら、49日を無事に迎えることができました。 お父さんがいなくなって寂しいですが、きっと空の上で褒めてくれていると思います。 いろいろお世話になりました。